私の視界にはよく目につくものと、そうでないものがある。電線、路側帯、田園、ビルなどは比較的目によく映るが、一方ポスト、一軒家、標識などは、あっても気づけないことが多々ある。恐らくだけれど、誰しもが各々に世界をその様に観ているのではないだろうか、自身にとって不要なもの程、世界の解像度はどこまでも低くなっていく。
そして、自身にしか見えないものの世界によって囚われていく。それは、毎週が同じことの繰り返しに感じ様なことと近いのかもしれない。

ある日、観ていた映画の中で、彼は「俺の戦争は何も終わっちゃいない」と、平和なアメリカの１つの街を燃やしながら言った。私は見えない彼の実在に興味を持ち、友人になる為の幾つかの行動を起こした。彼と共に山に潜伏し、渓流を走り、スタジオに彼を招いた。
私にできることは、観ることと、作ること、壊すことに、聞くことくらいだが、それらを通し、彼にしか見えないものを想像する。

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​映像

https://www.youtube.com/watch?v=x0l9DZSdx9g

https://www.youtube.com/watch?v=rOQRoykh7nw

https://www.youtube.com/watch?v=h0D9iIjIDG4

https://www.youtube.com/watch?v=5KXFokYnuWg

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